新NISAでは、非課税枠が広がることをはじめ、
現行のNISA制度に比べると改良している点が多く、
巷では「神改正」などと言われていたりします。
そんな新NISA制度を前に、
私たち積み立てNISA勢は一体どうするべきなのでしょう?
今回は、積み立てNISA勢が
新NISAを前に取るべき行動や注意点について考察していきます。
新NISAで積み立てNISA勢が取るべき行動について
新NISA制度で注目すべきなのは、今まで併用することが出来なかったNISAとつみたてNISAとの併用が可能になるといった点です。
これにより、今までの「つみたてNISA勢」が
一般NISAにも挑戦することが可能になります。
恐らく、資金に余力のある方なら、
「待ってました!」と思っているかも知れませんね。
私のように、節約を重ねながら
月々の積み立て資金を捻出している場合は、
いきなり「一般NISAも出来ますよ」と言われても、
すぐに参加することは難しいですが、
それでも近い将来の一般NISA参加を目指して、
着実に資金を貯めておくモチベーションにはなりますね。
また、新NISA制度からは、
つみたてNISAで1年間の積み立て投資枠の上限が120万円まで増加します。
つみたてNISAにおける「年間つみたて投資額」の変更点 | |
現在の年間つみたて投資額 | 新NISAの年間つみたて投資額 |
40万円 | 120万円 |
やはり私たち「既に開始済のつみたてNISA勢」が取るべき行動としては、
現在の積み立て額を維持しつつ、
今のうちに「将来つみたて額を増額するための資金を貯めておく」
というのが良いのではないかと思われます。
新NISAを待つべき?つみたてNISAを始めようと思っている人のベストな選択は?
では、現行のNISA制度から新NISA制度への移行直前、「つみたてNISAをこれから始めようと思っている人」は、
一体どうすれば良いのでしょうか?
新NISA制度を待たずに
「始めようと思った時点から始めるのが吉」なのでしょうか?
それとも、新NISA制度が始まるまで
つみたてNISA実践を待つべきなのでしょうか?
これについては、人によって意見の分かれる所でしょうが、
始める時点で「新NISA制度の開始までどの位の期間があるのか?」によると私は考えています。
この記事を書いている現時点では2023年の1月ですから、
新NISA制度の開始まで、ほぼ1年の時間があるんですよね。
なので、すぐにでも開始する意気込みであれば、
せっかく年間つみたて投資枠(非課税)が40万円あるのですから、
わざわざ1年待たず、もう今の時点から始めて構わないと個人的には思います。
しかし、そこから時間が経過し、
2023年の秋以降で「あと2~3か月経てば2024年になってしまう」という時点であれば、
そこから年間つみたて投資額を使い切ることは不可能ですので、
その場合は新NISA制度で運用することができる2024年を待ってから
つみたてNISAをスタートさせた方が良いだろうと思われます。
今は制度移行の境目となる時期ですので、
自分の置かれている状況やタイミングに注意しつつ、上手く対処していきましょう。
【まとめ】つみたてNISA勢は新NISA移行に備えて資金を貯めよう!
すでに現在つみたてNISAをスタートしている人も、つみたてNISAをこれからスタートしようという人にも共通して言えるのは、
「つみたて額の増額に備え、今のうちに投資用の資金を貯めておくこと」です。
いくら新NISAが神改正されたと言っても、
投資のための軍資金がなければ、それも全く意味がありません。
せっかくの枠の増額、
せっかくの一般NISAとの併用を
ただただ指をくわえて見ているなんて勿体無い!
少しでも多くの額を積み立てて、
少しでも多くの資金を将来のために残していく・・・。
これは私たち「つみたてNISA勢」にとって非常に重要なことですので、
今から2024年に向け、来るべき時のために
投資の軍資金をコツコツ貯めていきましょう。