家電製品の栄えある第1位・・・。
それが「テレビ」です。
テレビ無し生活を続けて早くも10年が経とうとしていますが、
結論から言うと、テレビが無くて困ることは全くありませんでした。
むしろ、テレビが無いことによって、
以前よりもお金を貯めることができたし、自己肯定感も上がって一石二鳥でした。
今回は、そんな「テレビ無し生活・テレビを捨てた体験談」を詳しくお伝えしていきたいと思います。
テレビ無し生活を始めようと思っている方や、
テレビをそろそろ捨てようと思っている方の参考になれば幸いです。
私がテレビを捨てた経緯
私がテレビを捨てたのは、2013年の秋頃。ちょうど地デジに変わるというタイミングで、
「地デジ対応の機器に変更しなければ、今までのアナログ放送が観られなくなります」
というアナウンスがされていた頃でした。
私の家には、2006年頃に購入した薄型テレビが1つ置いてありましたが、
1週間のうちに数時間しか点けている時間がないうえ、
「最近は面白い番組が殆どない。つまらない」と感じていたんですよね。
そこで、
「地デジ対応テレビに買い替えるか、
機材を買って地デジ対応にするかで悩むくらいなら、
いっそのことテレビ自体を捨ててしまおう」
と思い立った訳です。
それから数日後、
家電リサイクル法に基づく正しい処分方法を調べ、
テレビを処分することにしました。
また、それと同時にNHKとの契約も解除し、
テレビ無し生活をスタートさせました。
テレビ無し生活のメリット1【お金が貯まりやすくなった】
テレビ無し生活を始めて間もない頃は、あまり実感が無かったのですが、数か月続けていると、ある変化に気付きました。
それは「以前よりも物欲が無くなった」ということ。
テレビが家にあった頃は、買い物に行けば
新製品のお菓子などが無性に欲しくなったりしましたし、
暇さえあれば、飲食店に寄って限定メニューを注文したり、
ショッピングモールで服や靴などを見て
「あれが欲しい、これが欲しい」と思っていたんですよね。
しかし、テレビが無くなってからは、
そういった衝動に駆られることは無くなり、
本当に必要なものだけ買えば満足するようになりました。
今振り返ると、テレビがあった頃には、
テレビCMや番組から発信されている
「物欲をアップさせるような情報」の影響を受けていたのだと思います。
そんな情報をシャワーのように浴び続けていれば、
そりゃあ物を買いたくなりますよね。
テレビが無くなれば、
物欲をアップさせるような情報を
無意識に浴び続けることはありません。
その結果、物欲を減らすことに成功。
必要以上に物を買うことが無くなりましたし、
余計な買い物をしない分、お金が貯まりやすくなりました。
テレビ無し生活のメリット2【自己肯定感アップ】
テレビ無しの生活を始めてから実感したメリットは、精神面にもありました。テレビがあった頃には、
何気なく点けているだけで
ネガティブな情報が突発的に流れてくるので、
自然とそれに反応してしまい、嫌な気持ちになることが多かったんですよね。
例えば
- 事件などのニュース
- 好きでは無い芸能人・有名人
- お金の不安を煽る話
このような話題から
「マイナスな影響」を受けまくっていました。
また、テレビに映っているのは、
世間的に言うと「お金をそこそこ持っている成功者」なので、
そういう人たちを見る度に
「自分は〇〇が足りない」とか「自分はこの人たちより劣っている」などといったように、自分に対して悪い評価してしまっていたんですよね。
そもそも、人間は誰もが皆1人1人違う訳なので、
他人と自分を比べること自体がナンセンスなのですが、
ネガティブな情報を浴びることで、そのような冷静な判断も出来なくなってしまっていました。
しかし、テレビ無しの生活を続けてからは、
ネガティブな情報が入りづらくなった分、自分自身のことに集中しやすくなり、
自分に足りないことや、他人より劣っていることよりも
「今日はあれが出来た」など、自分に対しプラスの視点を持つことが出来るようになりました。
その結果、テレビがあった頃よりも
「自分は自分で良いのだ」と思えるようになり、
自己肯定感が高まったように感じます。
これは精神面で大きなプラスになりました。
テレビ無し生活のメリット3【掃除・管理の手間が省ける】
テレビ本体にはホコリが付着しやすいため、定期的に拭き掃除を行っていました。
拭き掃除の際には、テレビの画面など本体を拭いた後、テレビを載せている棚、テレビのコード等を拭きとっていくという流れで行っていたのですが、これが結構面倒なんですよね。
しかし、テレビを処分してしまったので、それを掃除する手間が省け、本当に楽になりました。
時間と手間の節約になったので、これも大きなメリットだと思います。
テレビ無し生活のメリット4【部屋を広く使える】
テレビを処分することで、テレビを置いていたスペースを他の用途に使うことが出来るようになり、その結果「部屋が広く感じる」ようになりました。テレビが無くなったことで、視覚的にスッキリしたのも精神的にプラスになりました。
テレビ無し生活のメリット5【電気代の節約・削減】
テレビ自体が無ければ、何気なくテレビを点けることが不可能になりますので、その分だけ電気代を節約することが出来るようになります。無駄な電気を使うことが無いというのは「家計に良いこと」ですし、もっと広く考えると、環境にとってもプラスになるので、本当に良いものですね。
【結論】テレビ無し生活はメリットだらけ!
ここまで振り返ってみて、私の出した結論は「テレビ無しの生活は本当にメリットだらけである」
ということ。
私の場合、無駄なものを買わなくなったし、
マイナスな情報に触れなくなったことで自己肯定感も高まったし、
掃除の手間も省け、部屋も広々と使えるようになりました。
テレビのために消費していた電気代が浮いた分だけ、
電気代金節約のハードルが低くなったようにも感じます。
これらのメリットを考えると、
テレビを捨てた時に支払った処分料(各自治体の規定によるもの)のコストがあったとしても、長期的な目線で見れば総合的にプラスになったと思っています。
「テレビを視聴するのが生きがいだ!」というなら話は別ですが、
そうではなく、ただ何となく持っているのであれば、
この機会にテレビを処分してしまうと良いかも知れません。
きっと清々しい気持ちになることでしょう。