もし、あなたが今
「お家に居ながらパソコン一台で出来る仕事」
を真剣に探しているなら、
これからお伝えする情報は
あなたの大切な時間やお金を守るうえで
有益な情報になるかと思います。
実は、ネットで公開されている求人情報の中に
「在宅ワークの求人を騙った
インターネットビジネスの有料講座への勧誘」
というものが紛れ込んでおり、
お家で仕事をしたい人をターゲットにして、
静かに罠をしかけている場合があるのです。
実は私、途中まで詐欺的な求人だと分からなくて、
勧誘に遭った経験があるんですよね。
普通の求人に紛れているから注意!
本日は、その経験を基にして
- どのような手口で勧誘されたのか
- 怪しい案件の特徴
- 引っかからないための対策
といった項目に焦点を当てながら、
詳細についてお伝えしていきます。
在宅ワーク求人を騙った勧誘の手口
まずは、「在宅ワークの求人を騙った勧誘」の
気になる手口について、順を追ってお話していきます。
案件の詳細と応募のきっかけ
これは約一年ほど前の出来事となります。
何気なく、ネットの求人サイトを見ていたら、
片手間で出来そうな在宅ワークの求人があり、
それに興味を持ったのが始まりでした。
その求人の内容は、
- 職種「データ入力」
- 全国どこに住んでいても応募可能
- 仕事の量は相談可
といった条件のもので、
「リモートで出来る」というところと、
「仕事を請け負う量を調節することが可能」
というところに惹かれました。
幸い、データ入力の経験が少しばかりある私は
面白そうだから、早速応募してみよう
と思い、必要事項を入力したうえで、
求人サイト経由で応募手続きを完了。
その時点では、これが
「詐欺的な求人」であるとは
考えもしませんでした・・・。
相手方からのコンタクト
WEBでの応募手続を完了した後、
小一時間程度で相手方から返信がありました。
返信の内容は、応募して頂いたことへの感謝と
「大量募集のため、一週間後にオンラインで説明会を開催する」
という旨が記載されていました。
説明会で仕事の詳しい話をした後、
どの程度仕事を請け負うのか
個別に相談し、実際の業務を依頼するとの事。
説明会は、都合が良い日時を
3つの日程のうちから選び、
返信して欲しいとも書かれていました。
私はとりあえず、最も都合が良さそうな日時を選択し、
相手方に返信をすることに。
すると、今度は30分以内に返信メールが届き、
文面には「説明会当日の案内」の詳細と
お待ちしていますという挨拶が
記載されていました。
とりあえず、説明会当日までは
他に何も連絡する必要は無かったため、
ここで相手方とのやり取りは
一旦終了することになりました。
説明会当日の違和感
当日、説明会は「ZOOM」で
開催されることになっていました。
そのため、予めメールで
案内されていた手順でZOOMにログインし、
指定されたURLにアクセスして
開催する時を静かに待っていました。
約束の時間になると、
司会進行役の女性が画面に現れ、
簡単に自己紹介を始めました。
そして、
今回、皆さまにご案内したい
データ入力案件は、こちらになります。
と言われ、案内されたものが
なんと
「インターネットビジネスの有料講座に関する
勧誘メールを、多数の人に送信代行する仕事」
だったのです!
しかも、それだけではありません。
説明会を聞いている私達に対し、
「今なら三カ月間分の受講料が無料」と言って
その有料講座を売り込んできました。
あまりにも唐突すぎて、
開いた口が塞がらないというか、
ホント呆れてしまいましたよ・・・。
これ以上、話を聞いても無意味だと思ったので、
早々に切り上げてきました。
もちろん、こんな案件はお受けできないと
相手方に返信しておきましたよ。
怪しい在宅ワーク案件の特徴
今回のような
「在宅ワーク求人を装った有料講座の勧誘」に
引っかからないようにするための対策として、
ここで「怪しい在宅ワーク求人の特徴」を
ご紹介していきたいと思います。
特徴1:仕事内容の詳細が書いていない
オンライン求人、オフライン求人に関わらず、
仕事内容の詳細が書いていない案件は、
怪しい案件の可能性があるため注意が必要です。
私が今回出会った怪しい求人案件には
「データ入力」と記載があるだけで、
「どのようなデータを入力するか」といった
詳細については書かれていませんでした。
仕事の詳細が書かれていないということは、
見方を変えると、
「仕事の詳細を記載すると相手方にとって不都合が生じる」
と捉える事もできます。
今回の例はまさにそれが該当し、
「有料講座の勧誘メールを作成し、送信する」
という仕事内容を最初から明らかにしてしまうと、
見向きもされないことが分かっていたのかも知れません。
特徴2:面接ではなく「説明会」
普通、求人案件に応募すると
「面接の日取りは、いつにしますか?」
という話の流れになりますが、
今回のような怪しい求人案件では
「多数の人が合同で行う説明会」
というスタイルを取っているという特徴があります。
恐らく、一人一人ZOOMで面談するよりも、
一回で多数の人を集め、囲い込んだ方が
有料講座を売りやすいんだろうと思います。
(一人一人面談すると、時間がかかり非効率ですからね)
とりあえず、面接の話にならず
「説明会」と言われたら、その案件は
そこから話を進めない方が良いかと思われます。
連絡がLINE
実は、私と同じように
「詐欺的な求人に出会った事がある」という
知人に聞いたところ、その知人は
「途中から、やり取りの手段がLINEになった」
と言っていたので、この事も
注意すべき特徴として挙げることにしました。
私の場合はメールでのやり取りでしたが、
知人の場合は、最初の返信はメールで、
「説明会」の話が出てから、LINEでのやり取りに
切り替わったと言います。
普通に考えると、まともな会社であれば、
人を採用する時の連絡手段として
メールか電話を使うのが常です。
それなのにLINEでやり取りをしようとするのは、
やはり違和感があると言わざるを得ません。
なので、この点にも注意しておいた方が良いでしょう。
怪しい在宅ワーク案件に引っかからないための対策
怪しい在宅ワーク案件というものは、
求人サイト上だけではなく
クラウドワーク系のサイトにも
結構あったりします。
なので、そんな怪しい案件に
引っかからないための対策について
詳細をお伝えしたいと思います。
対策1:案件の募集元を調べる
1つ目の対策は、案件の募集元を調べることです。
求人案件には、必ずその案件を募集している
会社の情報が掲載されています。
最低でも、会社の名称と所在地くらいの情報は
記載されているので、それらの情報を基に
会社の信頼性について確認することをオススメします。
先程の「説明会」称した教材勧誘を
していた会社の情報は、
本社の所在地と代表者名の記載はありましたが、
後からよく調べると、「会社のホームページ」が
全くありませんでした。
今や、ネット社会ですから、
会社の公式ホームページが無い時点で、
かなり信頼性は低くなります。
なので最低条件として
「募集元の会社に公式ホームページがあり、
記載内容もしっかりしている」
という条件に該当しなければ、その求人案件には
手を出さない方が良いと私は思います。
対策2:報酬と仕事内容のバランスを見る
2つ目の対策としては、報酬額と仕事内容のバランスを
よく見ておくことです。
世の中に「ムシの良い話」というものは存在せず、
仕事内容の割には報酬が桁違いに良い案件は、
だいたい「釣り案件」か「詐欺に近い勧誘を含む案件」
だったりします。
例えば、誰でもできるデータ入力なのに
一般的な最低時給の1.5倍~2倍以上を提示している場合、
後から「有料講座に誘導」するための
詐欺に近い求人案件の可能性があります。
なので、仕事内容と提示されている報酬額を見て
「何だか、割が良すぎる」と感じる案件があれば、
怪しい案件の可能性が高いため、
安易に手を出さない方が無難かと思われます。
対策3:求人サイト自体の規約を確認
在宅ワーク求人を装う案件は、
求人サイト自体の規約が厳しめに設定されている場合、
その案件を「通報」することによって
運営元に掲載停止等の対処をしてもらうことが
可能になっています。
そのため、まずは求人サイト自体の規約を確認し、
違反している求人案件について、
どのような対応を行うのかという取り決めについて
確認しておくことをお勧めします。
先程ご紹介した「求人を装う勧誘」は、
その案件を掲載している求人サイトの規約が
比較的緩く、明らかに怪しい求人が
掲載されていたとしても
「求人元と応募者の間で解決してくださいね」
というスタンスだということが
後からチェックして分かりました。
このようなスタンスで運営している求人サイトは、
怪しい求人案件が載りやすい環境になっているので、
怪しい求人に引っかからないためにも、
利用を控えた方が良いでしょう。
【まとめ】在宅ワーク求人を騙る勧誘行為に気を付けて!
ここまでの話で、在宅ワーク求人を騙る
「有料講座への勧誘行為」について
詳しく見てきましたが、
恐らく今後も、ちゃんと規制されない限りは
こういう怪しい手口での勧誘が
ゼロになることは無いと思われます。
「求人」と言って人を集めているのに、
いざ詳しい話を聞いたら
「お金を払って講座を受ける話」に
すり替えられているのですから、
内容はかなり詐欺に近い形であると言えるでしょう。
しかし、完全に詐欺と断定されてはいないため、
今のところ野放し状態となっています。
こういった「求人を装う系の勧誘」には、
私達一人一人が、引っかからないよう
対策していく事しか、今のところ有効な手段がありません。
今回ご紹介した、先方の手口や
怪しい案件の特徴、引っかからない対策を
ぜひお試しになってくださると幸いです。
そして、この記事を読んでくれたあなたや、
あなたの周りの人が、
そんな案件に引っかからず、
楽しくインターネットを使った在宅ワークを
実践できることを祈っています。
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